ニューイヤーコンサート

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 毎年、テレビの音楽番組での楽しみは、元日に放映されるウィーンフィルの”ニューイ
ヤーコンサート”である。今年の指揮はリッカルド・ムーティさんである。録画して何度も
聴いている。
 ところで、「同名」のコンサートがお隣の街の自治会館で今日あった。訪問演奏に呼ば
れたのは私たちの♪グループであった。家族や友人は笑って送り出してくれたが、近隣
の友好の交流会みたいなもので、知り合いの方が3人もいて、私たちの伴奏で歌謡曲や
日本の歌を歌ってくれた。楽しい歌う会のあとは、甘~いぜんざいをふるまってくれた。
 ところが、私には来週の日曜日にもう一つ、ニューイヤーコンサートがひかえている。
それは、S市の総合医療センターで行われる「ブランコの会」というがん患者さんの会主催
のコンサートである(上のポスター)。これは、音楽大学出身の演奏家が出演し、私はポス
ターを描いたり、会場設営をするスタッフとしてである。もう今年で9年目を迎える。
私たちは患者さんたちを励ますボランティアであるが、演奏する彼女たちは忙しいにもか
かわらず、毎年そのための準備の練習もし、心をこめて演奏してくれる。当日は鮮やかな
コンサートドレスを着込んで、皆さんに喜ばれている。
 9年前、このコンサートを私と一緒に立ち上げた「ブランコの会」の会長のMさんは5年
前に他界され、今は音響の専門家である息子さんがスタッフとして参加してくれている。
きっと、いいニューイヤーコンサートになるだろう。

書を遺す(残す)

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 「書初め」は毎年やっているが、私の場合、筆を持つのは1年に1、2回だ。
今年は妻は「悠久」という言葉、私は「和顔愛語」と書いた。孫の中学生のSが
それをみて、「やさしい顔で愛を語る」か、と頷いていた。 今更「愛を語っても
・・」と言いかけたが、「うん、それもいいかな」とあえて説明しなかった。
 書道を長くやっていた義姉の遺品に多くの作品があった。我が家にできるだけ
持って帰って、飾ることにした。床の間には平山郁夫さんの「悠久の流れに」の
すばらしい文の掛け軸を、居間には宇宙飛行士アームストロングさんの有名な
言葉が英文と和文で書かれた洒落た「書」(写真)を私の手作り表装で飾った。
 ほかに、長い経文が書かれた立派な書が義姉が信仰するお寺の座敷にあった
が、こうして自分の書を遺す(残す)ほど書について、義姉の半世紀の努力と研鑽が
あったのか。あらためて、尊敬の念を抱く次第である。ところで私ら夫婦の書初めは
アップに耐えないということで、しばらくしたら壁から剥がすことにしている。(^-^)/

寒い朝

雪景色 タンゴ地方 (269x184) (269x184)
 学校は新学期が始まり、子どもたちは冬休みもおわり、ひさしぶりに友達と学校へ
と向かう。今朝はとくに寒かった。家々の屋根にはうっすらと雪が積もり、子どもらは
ランドセルのほかに荷物を二つ三つとさげている。給食衣や道具箱かな?
 私の朝の見守り活動も、寒い冬は少々つらくなってきた。今年は後期高齢者の仲間
入りをする。・・・そのうち、子どもの安全見守りが不安定になってきたら辞めざるを得
なくなるだろう。・・・・寒い朝なので、つい弱気になってしまうのかもしれない。
 私の前を登校していく子どもらの中に気になる子が数人いる。たいてい一人ぼっちで
登校してくる。それも、伏し目がちで元気がない。私はつとめて「声かけ」をしているが、
最近ようやく「うん。・・」とか「おはよ・・」と返してくれるようになった子がいる。この子らも
一人ひとりが精一杯がんばっているのだろう。学校に行けばきっといいこともあるだろう。
自分の好きなことがあり、好きな友達や先生もいるだろう。だから、毎日いやと言わずに
登校しているのかもしれない。見守っているつもりが、私もがんばろうという気になる。
            ( 「雪景色」(天橋立・北詰桟橋にて) 水彩F4 )

新しい年を迎えて

/陶器山緑道 (300x400)
 2018年は、どんな年になるのか、期待と不安は大きいが、少なくとも私たちの
戦後70余年続く平和と国民のまじめな営みが脅かされることがあってはならない。
私のブログはあえて趣味の世界を綴っているが、孫の世代に向かって、真剣に
見守っていきたい。   水彩画・音楽・野菜づくりの日記を今年もよろしく(^-^)/
 今日は、私の散歩コースのひとつでもある「陶器山ハイキングコース」を歩いた。
掲載のスケッチは以前に描いたのであるが、最近、ならの木や松の木の立ち枯れ
が目立つ。保護する団体の人たちが、原因を調べ対策に乗り出してくれている。
 その説明の立札を読んでいるとき、脱いだ上着のポケットから車のキーホルダー
が落ちたらしい。・・・気づかず、そのまま歩いて陶器山トンネルの上まで進んだ。
後ろから早足で追いついてきた年配の男の人から声をかけられた。
「車のキーを落としませんでしたか?」見れば、家のキーもついた見覚えある物。
「ありがとうございます。たしかに私の物です。」・・・・ありがたかった。男の人が
神様に見えた。・・・忘れ物、落し物がよくある私だが、新年から人の親切に接し
世の中が明るく見えてきた。ポケットの上からキーホルダーをしっかり押さえ、
一歩一歩、踏みしめて帰途についた。 
                   ( 「陶器山ハイキングコース」 水彩 F6 )

フェアウェル 2017

伊根の舟屋 (400x254)
 今年もあとわずか、ふり返ってみると、いろいろなことがあった。
嬉しいこと、悲しいこと、入り混じって走馬灯のように脳裏をめぐる。なかでも
自分に近い人の死は、心の中に穴が空いたようで簡単に埋まらない。自分
の体力の衰えも、まるで際限なく長い坂を降っていくようだ。 そんな中で私
を支えてくれるのは、家族はもちろんだが、同じ趣味(音楽・絵画)を持ち、
さりげなく支え、励ましてくれる仲間のいることだ。そして、まだ自分が少しで
も相談にのり、力になってあげられる子どもや青年がいること。そのことが
逆に私に元気と力を与えてくれている感じもする。心身に障害を受け、社会
的にも弱い立場にいるたくさんの人たちが安心して暮らせる世の中をめざし、
来る2018年も微力ながら努力していこう。
                   ( 「伊根の舟屋」  水彩 12号大 )