遠くより 友来たる

堺港
この週末には、二組のなつかしい友達が、私の「作品展」を見に来てくれた。
 その一人は私と高校と大学が同じでかれこれ60年の付き合いになる。
高校3年のとき、私は転校していたが、大学でまたいっしょになり、就職後も
たまに会う程度だったが、なぜか、お互いに学生気分のような付き合いだ。
奥さんもまた、妻とは同郷のよしみで、ランチをしながら話に花が咲いた。
 もう一人は、私の研究所時代の友達で、公職を退いたあと、和歌山の山奥
で福祉施設の理事長をしている。私は彼のところを毎年のように訪ね、自然
の中で絵を描いたりして、のんびりさせてもらっている。今回はご夫婦を招き、
絵を観てもらい、夕食を共にし、4人で語り合った。楽しかった。
 今回の絵の個展は、絵を観てもらうのは懐かしい友やお世話になった人や
すっかりご無沙汰している人とお会いできるきっかけとなり、それが喜びだ。
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わかばまつり

P1070310 (400x248)
 今年も和歌山で福祉施設を営むMさんを訪ねた。その日は雲一つない青空、
今までの「雨男」を返上し、爽やかな気分である。 いつもながら、Mさん夫妻の
温かいおもてなしに、ふるさとに帰ったような気持ちになる。 その晩は、おいしい
山の幸と地元でとれる海や川の幸をいただき、語り合った。
 翌日、田辺市大塔の百間山渓谷の手前の熊野川の堤防で行われる「わかば
まつり」に参加した。地域の人と施設の人、そして訪れるハイカーたちの交流の場
ともなっている。バンド演奏と歌、和太鼓演奏、詩吟の披露があり、会場では「アユ
の塩焼き」や「魚のつかみ取り」などがあり、にぎわった。なかでも障害者施設の
利用者や職員でつくった「大塔あすなろ楽団」の演奏は楽しかった。(絵)
バンド演奏に合わせ、踊りだす人たちもいて、大いに盛り上がった。私は過去3回
ほど聴いているが、年々うまくなってきている。自らサキソホンを担当する施設長の
Nさんとも話したが、私の属するバンドとも共演したいねと、話も弾んだほどだ。
7年前、紀伊半島を襲った台風による傷痕の残るこの熊野川のほとりで、復興を
願う人たちの熱き思いが詩吟や演奏ににじみ出ていた。(田辺市大塔にて)

花のスケッチ

P1070306 (400x335)
 今回の絵の例会は先生がお休みで、モチーフになるものをそれぞれがもちより
「自由制作」をすることになった。私は、とりあえず家の玄関にあった花を花瓶ごと
持っていき描くことにした。花の名前はシンピジウムだけは知っていた。この花は
30数年前、今の家に引っ越してきた時、後輩のKくんからいただいたもので、その
後あまり世話をせず庭の隅に鉢ごとおいていたら、何年かにいっぺん思い出した
ように花をつけるようになった。今年はいくつも黄みがかった花をつけてくれた。
花が咲く時だけKくんのことを思い出す。Kくんごめん!元気にしてるかい?。
 花のスケッチで、白っぽい花の時は少し濃いめのバックをつけるが、いつも青や
緑系統の色が多い。今日はどうしようか?と迷っていたら、隣のS先輩が「花の向
こうのWさんのカーディガンの色、明るくていいんじゃないの?」とアドヴァイスして
くれた。たしかに花の色が浮き立ってみえて、しかも春らしい。
あとで、Wさんに「バックの色、拝借(借景)しましたよ。」というと喜んでくれた。
                               (水彩 F 6号)

春は旅立ちの時

当麻寺 春 (309x400)
 先日、私が住んでいる地域の小学校の卒業式に、参加する機会があった。
この学校は私の子や孫がお世話になった学校なので、なにか恩返しがしたく
「見守り隊」や、学校をサポートする行事にはできるだけ参加している。
卒業する6年生をながめていると、ついこの間まで、大きかったランドセルが
小さくみえる。学校に行く足が重く、母親が付き添って登校していた時期も
あった子が、高学年になったら1年生の子を励まし一緒に登校する姿に
変わっている。この小学校は、今年度「不登校児童」がゼロだったと聞く。
思いやりの心が育っているのかな。 寒い雪の降りしきる朝こんな事があった。
 私が旗を持って誘導していると、6年生の女の子が、私に「大丈夫ですか?」
と声をかけてくれた。見守っているはずの私が、逆に見守られているのか?
なぜか、幸せな気持ちになってきて、子どもたちを見送った。
                     (「当麻寺・春」・・・水彩 F6 )

寒さも彼岸までか?

近つ飛鳥の梅 (328x400)
「 寒さなど 無かったように 春が来た 」 大阪市の栄子さん 作
新聞でみかけた川柳だが、このごろの気候を素直に詠んでいると思う。
お腹の調子もよくなり、近つ飛鳥博物館に梅を観にいった。
満開で、写真に撮って楽しむ人が多い。ふと、珍しい梅の木を見つけた。
同じ木に赤と白の花が仲良く咲いている。私が「これは合わせ梅かな?」
といい加減なことをつぶやいたら、「咲き分けと云うんです」と妻がいう。
どっちでもいいじゃないか、楽しければ・・・・。  それより、
 明日は歯医者さんで、半年悩んだ末のわが分身の歯とお別れだ。
「 また一本、永遠の別れぞ わが戦友 」  つらいなぁ。∠( ^ o ^ ┐)
( 近つ飛鳥博物館にて 水彩 F6 )