さくらの花散る頃

狭山の春 2 (180x240)
 入学式や入社式などが一通り終わる頃、さくらの花も散り始める。私の毎日の散歩道から
見えるさくらも、今日は花吹雪となって風に舞っている。三津屋川からみる大学の丘のさくらも
まわりの竹林や雑木林とマッチして私の好きな風景だ。川と並行にあまり人の通らないさくら
と緑のトンネルの小道があり、そこにも光が差し込み、きらきらと花びらが舞っている。
 「 さまざまなこと想いだす桜かな 芭蕉 」 の句にあるように、私もいろいろなことを想い出
していた。春は旅立ちの季節ではあるが、送るばかりの今の自分だが、ふと先日卒寿の祝い
のあと亡くなられた恩師のことを想った。先生も桜の花が好きだった。教え子たちの旅立ちを
祝っていた笑顔が思い出される。 さくらの散ったあとには緑の新芽が出てやがて若葉となる。
                             ( 「狭山の春」 水彩 F4 )
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「心に残る路辺の風景」水彩画展

りんご3つ
 風もなく暖かい陽射しいっぱいの週末、退院後おとなしくしていたが、今日は大阪の街に
出た。宮山博司水彩作品展をリーガロイヤルギャラリーに観にいった。毎年、画伯はここで
ヨーロッパなど外国の風景と日本の風景を交互に展示される。今回は「心に残る路辺の風景」
というテーマで主に関西の風景を70点ほど出されていた。宮山先生とお会いできて嬉しかった。
(実は私も10数年前「絵の手ほどき」を受けたできの悪い生徒である。)私は関西の風景を
スケッチに出かけるとき、先生の足取りを辿ることが多い。お会いするたびに「描いてますか?」
と尋ねられるが、「はい、ボチボチ・・・」と言葉を濁す。先生はよく私の思いに合わせ、助言して
くださったことを思い出す。例えば、スケッチポイントを探しあぐねていると、「歩き回っていると、
景色のほうから”ここを描いてくれ~”というところがあるよ・」といった具合に・・・。
なにか気持ちが楽になり、自然の風景と溶け合って描きたい気分がもりあがってくるポイントが
見つかることが多い。今回も画伯の絵をみて、何気ない眺めだが何かしら懐かしい・・・、こんな
景色の中でぼんやりしていたい。できれば絵にしてみたい。・・・そんな憧れを持った。
                ( 「3つのリンゴ」筆者の絵 水彩 F6 )

いい日旅立ち

長崎 スケッチ
今日は、近くに住む孫のTくんが小さな”旅立ち”をする日である。
野球に明け暮れた高校をこの春卒業し、自分の進路を決め大学に進む。家からは通えない
遠方の地へ行って、生活自立をしていかねばならない。親は心配なのか、単身赴任の父親
も帰ってきて見送った。朝早くから仲良しの友達二人、そして近所の、親しくしていただいた
パパさんたちも出勤前に見送ってくれた。妹、弟もお兄ちゃんの出発になにか感じているようだ。
私たちは少し距離をおいているとはいえ、孫の旅立ちは嬉しい反面少しさびしい。とくに私は
彼に野球を勧め、ずっと応援してきたし、農園の力仕事はほとんど孫のTくん頼みだったからで
ある。・・ふと、私の旅立ちの頃を思い出していた。なかよしの2人が駅のホームで見送ってくれた。
私の場合、浪人後のほろ苦い思い出でもあるが、大事にしたい青春の一ページでもあった。
                              (「長崎港風景」 水彩 F6)

春は名のみの風の寒さや

大阪城梅林公園
春の日差しに梅は満開ではあるが、風はまだ冷たい。梅林越しにみる大阪城だが、
この絵で私は何を主役にしたかったかというと、城でもなく、梅林でもない、石垣である。
秀吉の築いた石垣は夏の陣以降埋められ、盛り土がされ、徳川の時代になって、より
高く築かれたものだろう。徳川幕府の天下普請により石垣にも当時の石組み技法の粋
が集められいろいろな組み方がみられ、観て回るのもおもしろい。また、各地から石が
運ばれ、瀬戸内海の島々からも巨石が海上輸送されたようだ。そんなことを想像しなが
らスケッチをした。
                ( 大阪城の石垣  水彩 F6)

もう 春はそこに

紀の川 春
 寒い日が多かった2月。いつになく”多忙”だった2月。
ボランティア活動と引き受けた大事な仕事は、一応成し終えて月末を迎えた。居住区での
見守り活動の区切りに毎年2月に、学校の子ども(PTA)たちから「感謝状」をいただく。
もう、今年で12枚目である。もう1年がんばろうかな? しかし、自分の健康状態が良くな
いと、子どもたちの「安全・見守り」もおぼつかないので、3月には白内障の手術も受ける。
内臓のCT検査の結果が出て、一応「腫瘍」でないことが判ってほっとしている。
 ひさしぶりに、お天気が良いので電車に乗り、和歌山の九度山に行った。「真田丸」の
放映は終わったが、六文銭の赤いノボリはあちこちに立っている。「道の駅」まで歩いて、
名物の柿の葉寿司を食べ、紀ノ川や山々の景色をゆっくり楽しんだ。
 春はもうそこに来ている。
     ( 紀ノ川 水彩 F6 )