四十九日 法要

コスモス (453x608) (253x340)
 この時期は雨が多い。 列車が九州の西の端のローカル線をしばらく走ると妻の
ふるさとの山が見えてくる。思えば3年前もこの時期、私の兄の葬式に向かった。
今回は義姉の四十九日(忌明け)の法要に向かうためだった。
 法要はしめやかに行なわれ、住職の「一つひとつの花が実をむすび、やがてその
なかのいくつかの実が次の世代の命となっていく。・・・」というありがたい話を聴いた。
あとの食事会では、同年代の親類の者たちは、「こんな機会でしか会えないなんて・・・」、
と言いつつ、お互いの再会を喜び合った。故人を偲びつつも「・・次は私の番よ」などと、
冗談を交えながらの、むしろ明るい食事の会となった。妻は、姉とともに従姉妹たちとも
日頃から仲が良く、よく連絡をとりあっていたのでより元気づけられたようだ。
ひとが好きで、ひとを大事にしてきた笑顔の義姉の遺影の前で、みなさん一層絆(きずな)
を深められたようだ。            ( 「コスモス」 水彩 F4 )
スポンサーサイト

小さな空

たきはたダム (240x201)
 私の好きな歌のひとつに『小さな空』という曲がある。武満 徹さんの作詞・作曲である。

          ~ 小 さ な 空 ~

 青空みたら 綿のような雲が 悲しみをのせて 飛んでいった
 
 いたずらが好きで しかられて泣いた こどものころを思い出した

・・・・にはじまる歌詞で、誰の胸にも 自分の小さかった頃を思い起こさせるであろう。
私は、ふるさとの景色とともに、若くして亡くなった母のことを思い出す。この歌は
メロディが自然の息で、静かに流れるように無理なく歌える。 なつかしさはあるが
そんなに感傷的にもならず、ほんのりとした温かさを感じる。できたら、こんな歌を
創って歌ってみたい。              (「滝畑ダム」 水彩 F10 )

アマチュアと芸術

街角の3人と犬
 娘が読んだら廻してくれる音楽雑誌『音遊人』に、「アマチュアの芸術漬けの生活」という
面白いエッセイがあった。著者はジャズの好きな某大学の名誉教授で、お仲間と趣味で
ジャズを楽しんでいるK氏。 自らを「ピアニスト」と呼んでほしいらしい。(紹介記事より)
「芸術漬け」といわれるように練習もよくされるようである。かなり高いレベルと見受ける。
「努力家なんですね」と訊かれると、「違います。努力は何より嫌いです。・・・」と答える。
「それだけ努力しているなら上達するでしょうね。」の問いに対しては、「まったく上達しません。
・・・努力でなんとかなるものではないことを痛感させられているんです。・・・」  また、・・・
「そんなに結果がでないのならやめればいいじゃないですか。 教訓から学ばないのか、未練
がましいのか、どっちなんですか?」と、迫られると、「どっちもです。学ばないし、未練がましく
あきらめない。でも、上達しないのに、不思議なことに、休むと下手になるんです。・・・」
 このK氏のおっしゃることがよくわかるような気がする。熱心なアマチュアの気持ちをよく言い
当てていると思う。・・・・・私なんか練習もろくにしないのに、音が悪いと楽器のせいにしたり、
お天気のせいにし、まさに自分の怠惰を棚に上げての責任転嫁をする。・・・ああ、~。
私の仲間は練習熱心な人が多いのに・・・。明日から心を入れ替えて練習するか?(疑問視)
 
         ( 「 仲 間」・・・F4)

山青く、水清き里へ

P1060953 (800x582) (640x450) (440x309)
 和歌山の田辺の山を分け入ったところに平瀬という風光明媚な里がある。今は、熊野古道(中辺路)
に続く道路ができ、付近に温泉「乙女の湯」も湧き出している。青少年の野外キャンプ場もあり、大きな
福祉施設も建設され、私の古い友人もご夫婦で施設の運営や地域の中心的な役割を担っている。
私は、今年も「暑くなる前においで」のさそいに、スケッチ道具を抱えて訪れた。今回は「雨男返上」で、
晴れ渡った空にさわやかな風も吹いている。紀伊田辺駅まで車で迎えに来てくれた彼は、「晴れたね~」
とニヤニヤしている。彼の家に着くとすぐに大きなケヤキの木の下でランチをいただき、いつものように
「4食昼寝付き」という贅沢な時間が始まった。今回はもうひとり、彼の知り合いのアメリカの青年が投宿し
ていて、こちらは、けっこう家事や野良仕事などかいがいしく働いていた。「働かざる者は食うべからず」と
いう諺もあるので、私は彼のログハウスの家を一生懸命スケッチして、「せめて宿代に・・・」と奥様にさし
あげた。その絵とは別に、熊野古道に通ずる道から『乙女の寝顔』といわれる山(半作嶺)をいれて平瀬
の郷のスケッチした。この里を見守るように女神が眠りについている。・・・・この山里で若い乙女には会
えなかったが、野生のサルやシカに会え、晩は星空のもと、川辺に飛び交うホタルを見ることができた。

野球を楽しむ

キャッチャー (173x250)
野球ファンである私は、プロ野球ではやはり在阪球団を応援している。 昨日、今日
のパ・リーグの試合はなつかしい昔のユニフォームで試合をしていた。ソフトバンクは
南海ホークス、オリックスは近鉄バファローズの当時のデザインのものだ。今は無く
なった難波球場や藤井寺球場にもよく行った。一番応援していたのは「阪急ブレーブス」、
きっかけは父と知り合いの同球団の選手が小学校1年生の私におみやげに当時としては
高級品の皮のグローブをプレゼントしてくれたからである。だから、西宮球場もよく行った。
・・・私のようなオールドファンしかわからないかもしれないが、灰色の球団といわれていた
時代もあり、上田監督のもとに山田、足立、梶本の投手陣、そして韋駄天の福本、大熊、
加藤、長池・・・と続く個性豊かな選手たちが黄金時代を築いた昔がなつかしい。同時に
相手チームだった南海の右の杉浦、左の林両エースや近鉄の鈴木投手とあのノムさんこと
キャッチャー野村も好きな選手だった。勿論、今の選手たちも応援している。
                          (「キャッチャー」 水彩 F4)