「心に残る路辺の風景」

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霞か雲か それとも霧か

サクラソウ
 先日、白内障の手術をした。実は半年前左目をやり、今回は右目をした。
左目は手術したので良く見えて、右目は10メートル先の人の顔が判別できな
い状態で、小さい文字も楽譜も二重に見えたりして不便であった。手術後、
眼帯を外し、景色を見たらはっきり見えてうれしかった。
ただ、両目とも人工レンズの焦点を遠くにあわせていたので、近くの文字は老眼
鏡をかける。合併症のことも気にはなるが、とりあえず、霞や霧は晴れて、世の中
が良く見えるようになった。妻の顔のシワもはっきり見えて、良かったのかどうか?
 心配していただいたみなさん、お見舞いのメールまでいただいてありがとうござい
ました。これから、好きな本もいっぱい読め、楽譜の読み間違いも少なくなるかな?
                    (  「サクラソウ」 水彩 F6 )

ひなまつり

ひなまつり
 ひなまつりが近づくと、毎年妻はせっせと小さなひな壇を出し、手作りのひな人形を飾りつける。
 もう孫娘たちはそれぞれ学校生活が忙しいのか自分の家には飾らない。このひな壇の人形たちは、
8年前、妻と娘と孫娘と当時4年生のお兄ちゃんの4人の手作りによるものだ。よく見るといろいろな
工夫がされていて味わいがある。5人囃子の一人は私の顔をイメージして描いたとか・・。
 3月3日の晩はみんな集まってきて、ケーキと紅茶と雛あられでおしゃべりをしたり、歌や楽器で楽し
んだ。昨日高校の卒業式を終えたばかりのお兄ちゃんは、かつて自分も制作に参加した人形や飾りを
なつかしそうに見ていた。 ひな壇は、3月いっぱい、しまわずにおいておこう。

鳥にやられました。

鳥にやられました。
 雪のちらつく午後、畑に収穫に向かった。今日は大阪から孫のMちゃんもくる。
日曜なのでパパ、ママもいっしょに車で来るはずだ。そんな時は、おみやげに私
の作った野菜をもたせることにしている。
 畑に着いてショックを受けた。・・・キャベツが5株全部食い荒らされていたのだ。
きれいに結球して、虫もつかず獲れ頃だったのに・・・。幸い白菜は頭部をしっかり
紐で巻いていたので、ほとんど大丈夫だった。ほか、ブロッコリーは人間の食べる
蕾の部分を残して葉っぱを食い荒らしていた。犯人は、ヒヨドリか、ムクドリらしい。
そういえば、4年前もやられた経験があり、防御の対策をしていなかった。
 はじめ、赤鬼のように怒り、やがて情けなくなり、あとかたづけをして「泣いた赤鬼」
になってしまった。「じっちゃん、畑で泣いていたんと違う?」と孫たちは同情してくれた。
                       ( 孫の描いた「赤鬼」 F4大)

告別、そして感謝

マーガレット
 この寒さはいつまで続くのだろう。 私の敬愛する恩師といえるT先生の突然の訃報がはいり、
今日は告別式に参列した。90歳の卒寿を迎えられて、最後まで多くの人たちから慕われた先輩で
私とは一回り以上歳が違う。T先生は、障害のある子どもたち、そして青年の教育や福祉事業に
尽くされた。大阪における知的障害のある子の教育の草分け的存在であることは良く知られてい
ることである。私は直接の指導をうける立場にはなかったが、先生の子どもに対する愛情のこもった
指導と親への支援を見るにつけ、心を揺さぶられる思いがし、理論も実践も「根っこ」にある大事な
ものを学ばせてもらった。
 私が研究所にいたとき、現職を退かれ嘱託として着任されたころから親しくさせてもらい、私は先生
を先輩というより父親のように感じて、プライベートでもいろいろ教えていただいた。私の現職時代で
一番苦しかった時期に、たびたび先生宅を訪れた。先生は落ち込んだ私に「あんたは、アホやな~」、
とか「まあ、お茶でも飲んでゆっくり休んでいき~」と云われ、休日など、こたつに足をつっこんで昼寝
までさせてもらっていた。こうして心を癒され、さりげなく背中を押してくれたことが、私に元気と力を与
えてくれた。今、私があるのは、この先生の存在によるところが大きい。
・・・亡くなられた今、感謝の念とともに、私の心の穴を埋められない。
 ありがとうございました。・・・先生、どうか 安らかに眠ってください。  
                                         2017年 1月16日
                                     (水彩 6号)